安全ガイド (PDF, 1.9MB)
身辺の安全
備えあれば憂いなし !
- 緊急連絡先の電話リストを作成しておきましょう。就寝中は、ベッドのそばに電話を置きましょう。
- 家の周りは、隣近所の人たちに頼んで気をつけてもらいましょう。例えば、休暇などの留守中は郵便受けの手紙類を回収してもらいましょう。
- 防犯ベルの携帯は非常の際に役立ちます。
- 警備会社と契約し、自宅に警報システムを設置するのも有効です。
こんな時、だまされないように・・・
- 見知らぬ人が家に来て、電話を使わせてほしいと頼んできたら、自分がかけてあげると言いましょう。家の中に招じ入れるのは不用心です。ドアを開ける必要もありません。
- 知らない人が突然来訪したり、電話してきた場合、取引はしないようにしましょう。
- 電話で、知らない人に金銭問題を相談したり、銀行口座やクレジットカードの詳細を教えたりしないようにしましょう。
- 水道工事、大工、電気工事などの業者に仕事を依頼する際は、複数の見積もりを取ったり、友達に信頼できる業者を紹介してもらったりしましょう。
- だれかが、自分をだまそうとしていると思ったら警察に通報しましょう。
こうしておけば安心 !
- 多額の現金や宝石類を自宅に置かないようにしましょう。
- 自宅に一人でいることを他人に教えないようにしましょう。
- ドアに広角ののぞき穴を取り付けましょう。
- 屋外に通じるドアには安全チェーンを取り付けましょう。
- 間違い電話では、自分の名前や住所を絶対に言わないようにしましょう。
- 最寄りの隣人サポートグループ(Neighbourhood Support)から安全チェックリストをもらっておきましょう。
空き巣に入られたら
- 帰宅して空き巣に入られたことがわかり、泥棒がまだ家にいると思ったら、家の中には入らず、 すぐに別の電話から警察へ111番通報します。参照: 犯罪を通報するには
- 泥棒がいないと思ったら、電話で通報するか、最寄りの警察署を訪れ盗難を届け出ます。
- 警察署で盗難を届け出た場合には、必ず受理書を受け取ってください。これは届出受理書(Complaint Acknowledgement Form)と呼ばれ、 事件番号と届け出を受け付けた警察担当官の名前が記入されています。
- 警察の証拠収集に必要なので、泥棒がさわったり動かしたりしたと思われる物に手を触れたり、動かしたりしないようにしてください。例えば、警察は泥棒が残した指紋を調べる必要があります。
- 家財保険に入っている際は、保険会社に盗難の届け出をしてください。
- 盗難に関する保険金請求には警察の事件番号が必要になります。
- ニュージーランドの空き巣や泥棒、またそれをいかに防ぐかに関する情報は、以下のリンクが役立ちます。
ニュージーランドにおける子供の保護
- ニュージーランドの法律は、子供や青少年はすべて安全に保護を受ける権利があると規定しています。
- 子供の安全を確保し、犯罪の被害にあったり、あるいは犯罪に巻き込まれたりしないように注意することが重要です。
- ニュージーランドでは、14歳以下の子供は安全を守るため常時大人の保護下に置かなければならず、 14歳以下の子供を家や車に放置することは絶対に許されません。
- 車中では、7歳未満の子供は年齢や身長、体重に適合した専用のチャイルドシートに座らせなければなりません。
- 外出の際には、家族や友人など、信頼できる人にお子さんの世話を依頼しましょう。ただし、あなたの仕事中や外出中にお子さんの世話をする人は、14歳以上でなくてはいけません。
- また、お子さんがあなた、あるいは他の信用できる人と常に連絡を取れるようにしておきましょう。例えば、職場の電話や携帯電話の番号をお子さんに教えておきましょう。
- お子さんが犯罪の被害にあった、または犯罪に巻き込まれていると思ったら、必ず警察に通報してください。
- 警察では「青少年支援担当官(Youth Aid Officers)」という特別担当官が、犯罪に巻き込まれた青少年の問題を専門に扱っており、 お子さんの安全を確保する最適な方法をご一緒に考えます。
- さらに、ニュージーランド警察には「青少年教育サービス担当官 (School Community Officers) (青少年育成課学校地域係)」という特別担当官もおり、教育現場で教師と協力のうえ、子供たちにどのようにして身の安全を守るかを教えています。
- 学校で児童生徒の安全を守るためにどのような指導を行っているかについては、お子さんの通学する学校にお問い合わせください。
- 夏休みなどの休校期間には、なるべくお子さんをスポーツなどの活動に参加させましょう。たくさんの地域グループが子供たちが楽しく参加できるホリデー・プログラムを提供しています。
- 子供たちがスポーツなどの活動に積極的に参加すれば、犯罪に巻き込まれる可能性は低くなります。
不法侵入
- 不法侵入とはだれかの家屋、土地、または職場に許可なしに入ることです。
- 不法侵入は犯罪です。
- もし不法侵入者がいる場合は、出て行くことを要求するか、あるいは不法侵入警告書(Trespass Notice)を発行することができます。
- 不法侵入警告書は、子供を含めてだれに対しても発行できます。例えば、だれかが店の品物を万引きしたとき、その店の持ち主はその犯人に対して不法侵入警告書を発行することができます。
- 不法侵入警告書はその場所に近づくことを禁止する公式の要求書です。
- もしだれかが不法侵入警告書を無視して、その場所に立ち入ろうとしたら、警察を呼んで排除してもらうことができます。
- 警察は不法侵入者を逮捕することができます。
- 不法侵入の罪に問われると1000ドル以下の罰金、または3ヶ月以内の懲役となることがあります。
- 不法侵入警告書が発行されると、犯人は最高で2年間、その場所に立ち入れなくなる場合もあります。